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「旅立ちの春」の巻

すでにご存じのことと思いますが、去る3月20日に姫路鉄道部から2両のキハ47が、播但線経由で豊岡鉄道部へ送られました。
先のダイヤ改正により、姫新線姫路~上月間は全列車122・127系に置き換えられており、姫路鉄道部のキハ40・47は姫新線における定期運用を終了しています。
このための転属だったわけですが、本日さらに9両のキハ47が後藤総合車両所へ旅立ちました。
姫路鉄道部(余部信号所)~姫路~網干間は5両と4両に分割し、2回の回送となりました。
この転属により、姫路鉄道部に残るのはキハ40が6両、キハ47が1両となったようです。
踏切横の留置線に停泊していたはばタン列車は、2本目の回送発車前に奥へ移動しました。

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キハ127が通過
Canon EOS-1Ds Mark III / EF100-400mm f/4.5-5.6L IS USM
2009年3月25日(水) JR姫新線余部~播磨高岡間にて

姫新線で本格的な撮影をしたことがなく、しかも姫新線内の回送区間はほんのわずか。
どこで撮影すればいいか迷いながらも、結局は夢前川橋梁へ。
到着したときは私1人でしたが、通過時刻が迫るにつれてファンが増え、10人くらいになったでしょうか。
その間、数本やって来た普通列車を撮影。
線路際ではあちこちで高速化工事が行われているため、頻繁に警笛が聞こえます。
キハ122・127の警笛って、独特な音ですね。
機関車のホイッスル「ピー」と、一部の電車に採用されているタイフォン「ビ~ン」が同時になっているような音です。

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回送1本目はキハ47の5連
Canon EOS-1Ds Mark III / EF100-400mm f/4.5-5.6L IS USM
回9832D 2009年3月25日(水) JR姫新線余部~播磨高岡間にて

時間的に、余部駅で回送と交換するであろう普通列車がやって来るころ、キハ47の「プァ~ン」というタイフォンが聞こえました。後にわかったことですが、余部駅の信号所側でも作業が行われている関係で警笛がなったのでしょう。
夢前川橋梁の向こう側でも作業が行われており、監視員が笛を吹いて退避を促していました。
少し間があってやって来た1本目の回送は予定通りの編成でした。
姫路方よりキハ47 30+キハ47 31+キハ47 1028+キハ47 28+キハ47 1056でした。
私を含め、撮影に訪れたファンに見送られ、新たな職場へと旅立っていきました。

「旅立ちの春」の巻_d0144549_16504591.jpg

2本目の回送、豪快な排煙を上げて走り去る
Canon EOS-1Ds Mark III / EF100-400mm f/4.5-5.6L IS USM
回9834D 2009年3月25日(水) JR姫新線太市~余部間にて

1本目の撮影を終えて一旦母の元を訪ね、病院で昼食をとって再び沿線へ。
今度は回送2本目の撮影です。
まず鉄道部をのぞいてみると、回送される編成は後ろ半分を庫に入れ、アイドリング状態でした。
鉄道部の余部方へ移動してスタンバイ。
14時20分ごろに回送編成は出発信号手前まで出てきました。
姫路鉄道部入りの回送を待ち、発車した転属回送編成。
豪快に真白な排煙を噴き上げてゆっくりと本線に出てきました。
25‰下り勾配を下りきった途端に再びエンジンをふかしたため、撮影ポイントでも排煙を棚引かせていました。
編成はキハ47だけの4両で、姫路方よりキハ47 137+キハ47 1026+キハ47 141+キハ47 1054でした。
この回送を見送った後、再び鉄道部をのぞいてみました。
1本目の回送の先頭を務めたキハ47 30とコンビを組んでいたであろうキハ47が一番奥に佇んでいました。
何だか友を失って寂しそうに見えました。

今回撮影した2本の回送列車は網干で併結され、9連となって今夜後藤所を目指します。
旅立った9両には、山陰でも無事故で頑張ってほしいものです。

by 95219522 | 2009-03-25 17:07 | その他 | Trackback | Comments(0)
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