昨日から予定通り、「銀の馬車道」ラッピング第2編成、勝手に名付けて“銀馬車2号”が運転を開始しました。抜擢されたのはつい先日、全検出場し、播但線初の連結部転落防止板を取り付けたH7編成(クモハ103-3507・クモハ102-3507)でした。
出場間もなく、播但線基準で西側の転落防止板が取り外されましたが、ラッピング後もそのままです。 さて、本日は天候が悪かったのですが、合羽も持って朝4時30分に家を出発。中播磨県民局さんのHPに掲載されている時刻表通りの運用に入るかどうかを前もって確認するために“寺前パトロール”を行いました。結果、銀馬車2号は時刻表通り5608Mから運用に入りました。 同列車は4連。通常編成を寺前方に連結して姫路を目指しました。 上:通常編成を従えた銀馬車2号 Canon EOS-1D Mark II N EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM 5608M 2008年5月29日(木) JR播但線にて 折り返し充当される寺前行5611M、途中の福崎駅で10分の停車時間が設けられています。実は4連を2連づつに解放し、寺前方編成はそのまま寺前行、姫路方編成は5618Mとして姫路行になるというものなんです。 5608Mの姫路方編成は銀馬車2号、5618Mからは単独運転となるわけです。これは是非真横から撮影したいところ。なので福崎町西治地区へ移動、5611Mを後追いしたあと、小走りで場所を移動し真横から5618Mを撮影しました。 銀馬車1号は沿線の観光名所・施設が描かれていますが、銀馬車2号は“お祭り”が描かれています。詳しくは後ほど。 上:福崎止まりなのに幕は「寺前」、誤乗はないのかな?5611M(後追い) 下:単独運転真横狙い!5618M Canon EOS-1D Mark II N EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM 2008年5月29日(木) JR播但線にて 5618Mの折り返しは5617M。単独のままで戻ってくるか、はたまた通常編成を併結してくるか・・・、わからないので(汗)どちらでも対応できるよう、鉄道写真の基本でもある“直線編成写真”とすることにし、5617M到着後は夕方まで動かないということなので寺前でじっくり撮影したかったので、新野駅北へ移動。2連か、4連か・・・、迷いながらも取り合えず構図を2連に合わせてセッティング。新野駅を出てきた列車は見事2連でした。 上:鮮やかなブルーが目に沁みる Canon EOS-1D Mark II N EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM 5617M 2008年5月29日(木) JR播但線にて このあと寺前駅に移動。4番線に留置されたのを確認し、駅にお邪魔してラッピングを撮影しました。描かれているのは灘のけんか祭り・提灯祭り・浄舞と御輿・甘地の獅子舞・とんぼ・生野踊りでした。今回は人物が中心に描かれているわけですが、神妙な面持ち演奏している人や、楽しそうな表情で踊る女性など、見ていて楽しくなってきました(笑)。銀馬車1号もそうですが、うまくまとめてありますね。 また、銀馬車1号では絵のバックの白地が白一色なのに対して2号は薄い緑で山が表現されています。 描かれた絵の中の「とんぼ」、これは寺前で行われるお祭り。男性が花嫁さんなど女性に扮して町を練り歩くユニークなお祭りなんですよね。 描かれた「生野踊り」(上)と「とんぼ」(下) Canon EOS-1D Mark II N EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM 2008年5月29日(木) JR播但線寺前駅にて 駅で撮影していると、5617Mを運転しておられた運転士さんが話しかけてくださいました。ご自身もカメラが趣味なんだそうで、「ごっついの持ってんね~」「新野で撮ってたやろ?」など、しばらく立ち話。現場の方に声を掛けられると嬉しいものです。 ここで気付いたのですが、時刻表では銀馬車2号は夕方までお昼寝のはず。なのにパンタグラフは上がったままだし、尾灯も点いたまま・・・。 ここで考えました。間合いか運用変更で5634Mに充当されるのではないかと・・・。銀馬車1号が通常編成を寺前方に連結して5623Mで寺前に戻ってくる。この後の銀馬車1号は5634M充当でこの列車2連だから銀馬車1号だけで運転される。ということは・・・まさか!? ここまで考えると5623M到着と5632M発車を確認しないと!やがて入線してきた5623M、なんと銀馬車1号は寺前方に連結されているではありませんか。見ているとホームでは姫路方通常編成と銀馬車1号が解放されています。一方、銀馬車2号には運転士さんが乗り込み、各部点検を行っています。 5632Mは通常編成のみで発車。その後、銀馬車2号は入換を開始し、予想通り銀馬車1号の姫路方に連結されました。これぞサプライズ!!5634Mと折り返し5631Mは銀馬車1・2号の4連運転決定です。 大慌てで新野~鶴居間のカーブに移動し銀馬車4連ゲット。5631Mは併結をより分かりやすく撮影するために甘地カーブで。 上:初の銀馬車4連ゲット! Canon EOS-1D Mark II N EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM 5634M 2008年5月29日(木) JR播但線にて 上:緑をバックに銀馬車4連が行く Canon EOS-1D Mark II N EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM 5631M 2008年5月29日(木) JR播但線にて この増結は、どうやら沿線高校の下校に合わせたもののようです。 ともあれ、私は昨日の朝7時半から一睡もしていないので、この思わぬサプライズでもうおなかいっぱい(笑)。大満足で帰宅しました。 銀馬車プロジェクト事務局担当さん、今回もかわいらしい楽しい編成をありがとうございました。 掲示板の書込み、拝見しましたよ。銀馬車4連、ちゃんと記録できました(笑)。 下の写真はオマケ。5631M撮影時に大慌て撮影しました。銀馬車1号+銀馬車2号の連結部!
by 95219522
| 2008-05-29 18:26
| 播但線
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