皆さま、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお付き合いくださいますよう、お願い申し上げます。 拙ブログも13年目に突入いたしました。 昨年は更新が滞ってしまいましたが、今年は撮影後なるべく早く更新していきたいと考えております。 また、今年からブログタイトルを「播但線だより」に変更させていただきました。 落ち着いた雰囲気で、撮影の記録をお伝えできればと思い、ブログタイトルもより落ち着いたものにしようと考えてのことです。 お伝えする形式には変更はありませんので、いままで通りにご覧いただければ幸いです。 さて、2020年最後の日は大寒波が到来し、播但線沿線も姫路市内まで雪景色となりました。 車輪フラットのまま播但線運用に入っていたキハ40-2007「うみやまむすび」ですが、12月中旬に車輪削正が行われ、28日夜に豊岡で回830Dの準備をしていました。 31日は播但線定期運用3日目、「うみやまむすび」が播但線にいるタイミングでの積雪とあって、同車の活躍を中心に撮影することにしました。 左:1221D 右:220D 2020年12月31日(木) JR播但線長谷駅にて 周辺トイレ:長谷駅 鶴居辺りから路面に積雪があり、車の通った後が轍になっていました。 ハンドルを取られるので注意しながら北上、寺前からは北行き車線のみ除雪されていました。 かえってこの方が滑りやすかったりするのですが、速度を抑えて北上を続けます。 大河区では道路脇の竹が雪の重みで道路側へしな垂れていました。 峠区までやってくると、ここまで除雪してくださったホイールローダーが雪を道路脇へ除けているところでした。 ここから先は除雪されていませんが、その方が滑りにくいので走りやすい。 ただ、ブレーキが利きづらくなるので、止まる際はポンピング。 長谷駅に到着したのが午前5時20分でした。 辺りは本当の静寂、ホームの照明はまだ点いておらず、しんしんと降る雪に心細くなってしまいました。 5時40分頃になってようやくホームの照明が点灯したのでホームへ。 ホーム上の積雪は20cmくらいでしょうか、前回の積雪よりは少ないようでした。 目当ての「うみやまむすび」は上り始発220Dの先頭を務めます。 和田山停泊での始発ですから着雪が期待できます。 カメラをセットしたころに、220Dの生野駅発車のアナウンスが流れました。 しばし後、列車到着のアナウンスが流れ、220Dが到着。 駅の照明に浮かび上がる「うみやまむすび」、貫通扉と助士席側前面に着雪があり、スカート・連結器周りなどは自らラッセルしながら走って来たことを物語る様相でした。 鳥取からやって来る2D「はまかぜ2号」でも、ここまでの表情は見たことがありません。 和田山の積雪が記録的であったことは、後からラジオで知りました。 ほぼ定刻で到着した220D、その横を下り始発1221Dが通過していきます。 上:223D 下:222D 2020年12月31日(木) JR播但線長谷⇔生野間にて 周辺トイレ:浄化センター前公衆トイレ 豊岡から回830Dで和田山へ送られて播但線運用に入る気動車、こちらも相当の着雪が期待できます。 「うみやまむすび」の折り返し223Dとともに記録できるところを思い、伯耆トンネルの長谷方に陣取りました。 長谷駅からの移動時、渕~川尻間の道路で、雪の重みで道路に落下した大きな枝を3回ほど取り除く羽目になり、移動に結構な時間を要しました。 カメラの設定もできないまま、「うみやまむすび」の折り返し223Dが通過。 暗い中、雪を巻き上げながら伯耆トンネルへと姿を消しました。 これと生野駅で交換するのが、回830Dから流れる気動車の222D。 カメラの設定を終えた頃には雪が本降りに。 気動車がトンネルに入った轟音が聞こえ、トンネル側面が前照灯でオレンジ色に輝きます。 トンネルから飛び出した222Dはキハ41、前面とスカート・連結器周りにかなりの雪を付けていました。 雪が降っている上、ハイビームだったので、見辛い写真になってしまいましたが、迫力は出たかな。 225D 2020年12月31日(木) JR播但線寺前~長谷間にて 周辺トイレ:なし 為信区へ移動しました。 お地蔵様のお堂から坂を上ったところに陣取り、お堂下の田んぼを見下ろすようにカメラをセットしました。 田んぼ、畦道、線路…、境界が全く分からない状態でした。 風があり、雪が横殴りに吹き付けるので凍えそうになりました。 雪が音を吸収するので、列車が近くに来ていても気付かず、急にタイフォンが鳴ったので慌てて撮影した感じでした。 屋根上、クーラーが埋まるほどの雪を積んでいます。 1か所だけ、上段下降の窓が開いていました。 224D 2020年12月31日(木) JR播但線長谷~寺前間にて 周辺トイレ:大河区公民館公衆トイレ 前夜の5D「はまかぜ5号」が豊岡止まりに変更されたので、この日の2D「はまかぜ2号」は豊岡始発。 北部の降雪を突いてやって来るなら着雪が期待できます。 里の雪景色とともに記録しようと考え、大河区の県道法面に陣取りました。 竹からの落雪の直撃を受けながら待つこと数分、先行の224Dが降りてきました。 下り始発として和田山へ向かった編成、その際に巻き上げたものと、折り返してここまで来る間に着いた雪とで、愛嬌あるキハ41の埴輪顔が何だかとても頼もしく見えます。 本降りの雪を突いて寺前へ。 この後、2Dを待ちますがやって来ず、224Dの折り返しである227Dが定刻で登ってきました。 列車位置情報を確認すると、福知山~豊岡間の不通に伴い、八鹿駅で足止めを喰らっているようでした。 「うみやまむすび」が和田山から戻ってくるので、2Dは諦めて次のポイントへ。 226D 2020年12月31日(木) JR播但線長谷~寺前間にて 周辺トイレ:なし 大河区の一番奥にやって来ました。 ここからの風景は上空の送電線を入れなければ、一切余分なものが写り込みません。 線路の両側に聳え立つ杉の木々が雪を被り、モノトーンの世界が広がります。 雪の降り方が激しくなる中、10分ほど遅れて226Dが降りてきました。 朝一番ほどではありませんが、着雪のある「うみやまむすび」を記録することができました。 1228D 2020年12月31日(木) JR播但線生野~長谷間にて 周辺トイレ:なし 上市川橋りょうで撮影しようと北上してきましたが、撮影者が集中していました。 中には、道路際に車を止め、こちらが通過しているにも関わらず、開けたドアを閉めようともしない厚かましい輩もいる(積雪で道路が狭くなっているのに、そんなことお構いなし)ので、同じ場所にいるのがけったくそ悪いので第四市川橋りょうへ向かいました。 市川の中州、川岸の木々が雪を被り、寒さを醸し出していました。 播但連絡道路の橋脚を入れないように構図を取り、229Dを待っていました。 雪の降りが激しくなり、下を向いているといきなり橋りょう上に躍り出てきたので、タイミングを逃してしまいました。 生野駅で交換の1228D、少し遅れているようですが、これを待って撮影しました。 この角度からだと、屋根に積もったの雪の量がよくわかります。 vol.2に続く。
by 95219522
| 2021-01-01 15:13
| 播但線
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Comments(2)
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たか
at 2021-01-02 10:46
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いつも拝読しています。
私も一昨年から時々、播但線を撮影しています。 雪景色はいいですね。 行ってみたいのですが車の冬装備を持っていませんので、 こうして撮影された方のお写真を観るだけで満足しています。 一部のマナーのない方のせいで、同じ輩のように見られるのが嫌ですよね。 どんなところでも一定数はいますが・・・。 お互い気持ちよく撮影をしたいものです。 今年もがんばって下さい。
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95219522 at 2021-01-03 16:53
>たかさん
コメントありがとうございます。 播但線の撮影に来ておられるんですね。 雪の播但線は午前中が勝負ですが、この度は気温が非常に低く、根雪になっている場所が結構あります。 さて、マナーについてですが、撮影においてマナーを守れない輩というのは、私生活でも大したことないヤツばかりだと思っています。 ほんの少しだけ周囲に気を配ればいいものを、自分本位で行動してしまう…、普段からそうなのでしょう。 会社でも仲間内でも嫌われてるんじゃないでしょうか。 最近はそんな輩が集まってるグループなんかもあるようですから気を付けないといけませんね。 いやぁ~情けない。
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