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No.7 「ラッピング車を追って・・・」 2月19・20日合併号

19日は夜勤明けで帰宅。
途中、黄緑の銀馬車3号が通常編成を併結した4両編成で寺前へ向かうのを目撃しました。
折り返し姫路へ向かった後、通常編成を解放して単独で再び北上する運用だとすぐに分かったので、帰宅後カメラを持って、1枚だけ撮影しに高橋地区の陸橋へ向かいました。

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Canon EOS-1D X / EF70-200mm f/2.8L IS USM
5625M 2015年2月19日(木) JR播但線溝口~福崎間にて
周辺トイレ:なし

砥堀の本屋で本を買い、撮影ポイントへ向かう途中、先ほど目撃した編成の折り返し5626Mとすれ違いました。
寺前方の銀馬車3号はパンタグラフを2器とも上昇させています。
銀馬車3号のラッピングは今年9月で終了しますから、ダブルパンタの銀馬車3号を見られるのは今冬のみ。
1枚でも多く記録しておきたいと思っていますが、なかなか機会が巡ってきません(^-^;)
今回は丁度良いタイミングで運用を確認できたのでよかったです。
この時期、陸橋から溝口方面を望むと、冬枯れの風景が広がっています。
この風景を行くダブルパンタの銀馬車3号を撮影したいと、以前から考えていました。
カメラをセットし、しばらくすると5630Mが通過、試し撮り。
編成は銀馬車1号だったBH6編成でした。
これと溝口駅で交換した5625M、ゆっくりカーブを曲がって顔を見せ、一気に加速してきました。
ダブルパンタ化直後に撮影した時は、前側パンタがピカピカでしたが、大分汚れて違和感が無くなって来ましたね。
前側パンタを上げての運転も後1カ月ほどでしょうか。

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Canon EOS-1D X / EF24-70mm f/2.8L USM
222D 2015年2月20日(金) JR播但線長谷~寺前間にて
周辺トイレ:なし

明けて本日20日は、いつも通り朝から撮影に。
雪は期待できないので、行き当たりばったりの撮影です。
前回の撮影から6日経っていますから、ラッピングの銀馬車・鉱石号は初日の運用に就くはず。
為信地区で清流・市川を入れた構図で222Dを待ちました。
やがて、為信地区の橋の対岸に前照灯が見え、銀馬車・鉱石号がやって来ました。
第四種踏切通過前の警笛が木霊し、お堂前に姿を現したところを撮影。
午前7時を過ぎたとはいえ、まだまだ暗い里。
シャッター速度は稼げず流れてしまいましたが、これはこれで良し!です(^-^)。

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Canon EOS-1D X / EF70-200mm f/2.8L IS USM
225D 2015年2月20日(金) JR播但線生野~新井間にて
周辺トイレ:なし

折り返し225Dを撮影するため、生野トンネル新井方の陸橋上にやって来ました。
長谷を過ぎると、前日降った雪が山の上部を覆っていました。
北向き斜面となる新井方ポータル上にも雪がありました。
この場所、高いフェンスが張られているので、いつもはフェンス横から撮影するのですが、今日はフェンス越しに“フェンス退治”法を使って撮影しました。
播但線のトンネルは、伯耆トンネル以外は明治の開通時のまま使用されていますが、大福トンネルと生野トンネルは断面積が小さいことで全国的にも有名です。
播但鉄道新井開業後は、新井駅から明延鉱山の産出品を通したであろう生野トンネル。
現在はこのトンネルを、鉱山にちなんだラッピング車が潜っています。
この組み合わせもしっかり記録しておかなければなりませんね。

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Canon EOS-1D X / EF100-400mm f/4.5-5.6L IS USM
2D 2015年2月20日(金) JR播但線新井~生野間にて
周辺トイレ:なし

続いて、新井から生野峠を登ってくる2D「はまかぜ2号」を、同じ陸橋の国道側から狙いました。
普通列車は、歩くほどの速度でゆっくりゆっくりと登って来ますが、韋駄天キハ189系は一気に駆け上がって来ます。
故に、少しでも音が聞こえればシャッターに指を掛けておかないと、シャッターチャンスを逃してしまいます。
国道を行き交うトラックの轟音で、他の音が聞きづらい中、微かにジョイント音が聞こえました。
途端に、民家の陰から2Dが現れ、結構な勢いで進んで来ます。
シャッターを切り、あっと言う間に生野トンネルに突入する編成を見送りました。
まさに一瞬の出来事(笑)。

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Canon EOS-1D X / EF24-70mm f/2.8L USM
1228D 2015年2月20日(金) JR播但線竹田~青倉間にて
周辺トイレ:竹田駅

久しぶりに竹田の町中での撮影です。
3月19日まで入城禁止となっているだけに、竹田は以前の静かな町に戻っていました。
酒蔵を改装した宿も静まりかえっていました。
近くの観光駐車場に車を止め、竹田城跡を見上げられるポイントで銀馬車・鉱石号とのコラボをと考え歩きましたが、広角での撮影になるため、どうしても城跡が小さくなってしまいます。
納得のポイントを見つけられないまま時間切れ。
このような構図しか思い浮かびませんでした。

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Canon EOS-1D X / EF70-200mm f/2.8L IS USM
8051D 2015年2月20日(金) JR播但線竹田~和田山間にて
周辺トイレ:なし

すぐに8051D「かにカニはまかぜ」号がやって来るので、竹田の町外れの直線へ。
バックに竹田城跡を入れての撮影です。
線路の向こう側で工事をしているため、ユンボが1台作業中でした。
これを隠すために姿勢を低くしての撮影でした。
暗かったのでシャッター速度を稼ぐために絞りを開放側に設定したため、城跡がぼんやりしてしまいました(涙)。

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Canon EOS-1D X / EF70-200mm f/2.8L IS USM
231D 2015年2月20日(金) JR播但線生野~新井間にて
周辺トイレ:なし

本日4度目の銀馬車・鉱石号は、播但線唯一のトラス橋との組み合わせを撮影しました。
以前から撮影したいと思いながら実現できなかったのですが、時間的余裕があったのでようやく撮影できました。
錆塗装のトラス橋、近くで見ると重厚な造りです。
播但道あさごSA下から直線を下って来る銀馬車・鉱石号、近付くにつれ速度を落としてきます。
トラス橋を渡るころには結構ゆっくりとした速度になっていました。
ジャシャンジャシャン、ジャシャンジャシャン・・・というジョイント音がいかにも橋りょうを渡ってるという感じでした。

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Canon EOS-1D X / EF70-200mm f/2.8L IS USM
230D 2015年2月20日(金) JR播但線新井~生野間にて
周辺トイレ:なし

新井駅で交換する230Dは、先ほどの場所の反対側。
新井の町並みと、その向こうには雪化粧の山々、写真右には竹田城跡も確認できます。
かつては、生野峠へ向かうC51やC54、C55にC57、臨時で時折入線したD51などが煙りを吐いての猛ダッシュを見せたであろうポイントを、今や単行の気動車がコトコトと駆ける・・・。
これはこれで好きなんですよねぇ。

さてSLと言えば、JR姫新線にSLを復活される調査のために兵庫県が1500万円もの予算を確保したというニュースが新聞の1面に掲載されました。
観光のメインにするのだとか。
私は正直「なんで姫新線なん?」という思いです。
SLを復活させ、年間運転を行えば乗客は来るでしょう、初めのうちは。
しかし、姫新線沿線に観光客を呼び込める観光地がなければ、尻つぼみで乗客は減少していくと思います。
記事を読む限り、姫路~佐用間での運転を視野に入れているようですが、佐用の先に滞在型の観光地・温泉地がない上、岡山方面へのアクセスは決して良くありません。
SLの乗客は、ただSLに乗って佐用までを1往復するだけになってしまいます。
このような列車にいったいどれほどの集客力があるのでしょうか。
県の観光事業として本当に、真剣にSLを復活させようと考えるなら、私は播但線経由で姫路~豊岡間の運転をすべきだと思います。
地元の路線を贔屓すると思われるかも知れませんが、世界遺産姫路城と今や全国区の竹田城跡を結ぶ播但線には、野里駅下車の広峰神社、香呂駅下車の日本玩具博物館、福崎駅下車の柳田國男生家、寺前・長谷駅下車の砥峰高原、生野駅下車の生野銀山、新井駅下車の明延鉱山神子畑選鉱所跡・ムーセ旧宅などが点在しています。
和田山駅では京都へ行き来する特急との接続を実施できるでしょうし、折り返し駅豊岡では城崎温泉駅行きの列車と接続できるでしょう。
折角竹田城跡へ行くなら・・・、城崎へ行くならSLに乗ろう!という流れを作らないと、短命に終わってしまうと思います。
折り返し駅を豊岡に設定するのは、福知山電車区豊岡支所に転車台が現存するからです。
整備すれば十分使用できると思います。
こんなこと書きはじめたらきりがありませんね、姫新線が選ばれたのは偉いさんが沿線の出身だからかなぁと(笑)。

by 95219522 | 2015-02-20 22:45 | 播但線 | Trackback | Comments(0)
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