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「ディーゼル機関車!播但線!!」の巻

今日は朝、ライブカメラをよ~く見ると・・・「あれ、デ~イ~トウ?」。
播但線非電化区間の名物列車、寺前工臨が発車準備をしているのを確認しました。
以前なら完全にわかる位置に停車していましたが、今朝はまるで隠れるように。
ひょっとして、何かあったのかな?と感ぐっかりしていますが・・・。
というわけで、運よく工臨をゲットしてきましたのでご報告を。

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播但線の“スター”と“マスコット”の交換
Canon EOS-1Ds Mark III / EF24-70mm f/2.8L USM
左:2D 右:1227D 2011年6月30日(木) JR播但線長谷駅にて
周辺トイレ:長谷駅

いつもより遅く家を出たのですが、寺前駅前通過時に1227Dが発車待ちしているのを確認しました。
これは2両編成ですが、その和田山方の車両が銀馬車・鉱石号でした。
1227Dは長谷駅で寺前行の1226D、2D「はまかぜ2号」の2本と交換します。
これを記録しておこうと考え、長谷駅へ。
到着後すぐに1227D為信通過のタイフォンが響き、ゆっくりと長谷駅に入線してきました。
銀馬車・鉱石号の運転室には運転士さんと、指導か添乗の運転士さんが乗っておられました。
まずは寺前行1226Dとの交換、こちらも2両編成ですが寺前方は首都圏色キハ40 2046、和田山方はキハ41 2001でした。
1226Dはしばしの停車の後、発車。
静寂の栗地区には2Dを待つ1227Dのアイドリング音だけが響いていました。
やがて、2番線に列車が来る旨の自動放送があり、2Dがゆっくりとやって来ました。
見慣れた6両ではなく3両でしたので、速度は遅いもののあっという間に通過しました。
何とか銀馬車・鉱石号の“顔”と2Dの“お尻”の並びを記録できました。

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お地蔵さまが見守る
Canon EOS-1Ds Mark III / EF24-70mm f/2.8L USM
工8690レ 2011年6月30日(木) JR播但線和田山~竹田間にて
周辺トイレ:なし

長谷駅を後にし、ロケハンしながら北上。
竹田の町を通過中にふと思い出したのが、お寺へ上がる参道でした。
以前撮影した参道は木が伐採され、雰囲気がまるで変わってしまっていました。
お寺の前を通って南をのぞくと、別の参道が線路の方に降りていましたので、試しに降りてみることに。
途中、木造の立派な山門があり、これを潜ると踏切が。
踏切脇には赤い前掛けを付けたお地蔵さまが、列車を見守るかのように並んでいらっしゃいました。
お地蔵さまに失礼にならないように手を合わせ、これと絡めて撮影することにしました。
立っているだけでも汗ビショになる暑さの中、1時間ほどこの場所に(笑)。
こういうの、結構慣れてんですよね、私。
上下1本つづの普通列車を見送りましたが、この間、真正面からスズメバチが飛んできて私のすぐ脇をすり抜けたり、ガサガサッと音のする方を見ると、猛スピードで逃げるトカゲを追う、これまた猛スピードのヘビを目撃するなど、何とものんびりした時間が過ぎていきました(^-^)。
ようやく工臨通過時刻、遮断機が下り、重いジョイント音を響かせてDE10 1106号がホキ6両を牽引して通過しました。

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力行!
Canon EOS-1Ds Mark III / EF100-400mm f/4.5-5.6L IS USM
工8690レ 2011年6月30日(木) JR播但線竹田~青倉間にて
周辺トイレ:なし

春のダイヤ改正でスジに変化が出た寺前工臨、竹田駅での停車中に竹田~青倉間の陸橋に移動しました。
ここは金網が張られているため、しばしば無謀な撮影をする人を見受けますが、私は金網越しに望遠ズームを使用し、絞ることで金網の写り込みを退治しました。
こういう方法もあるんですよね、知識として身につけておくほうが楽しみが増えるというもの!
金網にへばり付くように、重装備手持ちで撮影しました。
ここは木々に囲まれたポイントですから、まるで山中を抜けているような感じですね。
♪い~まは山中・・・ってね(笑)。
さて、やって来たDE10、力行していたものの排煙はいまひとつ。
しかし、熱気が出ているのがはっきりわかる写真になり、これはこれで満足の一枚となりました。

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緑の小路を駆け下りる
Canon EOS-1Ds Mark III / EF100-400mm f/4.5-5.6L IS USM
工8690レ 2011年6月30日(木) JR播但線生野~長谷間にて
周辺トイレ:なし

新井・生野の停車を利用して川尻地区へ。
工8690レは生野駅で1233Dと交換しますが、首都圏色キハ40を寺前方にぶら下げた2両編成で来ることは、朝の寺前駅で確認していましたので後追いで撮影。
続いて本番の工8690レの通過です。
生野駅からは下り勾配ですからここは惰力で通過していきます。
そのため迫力はありませんが、私の立ち位置の関係上、直線からカーブへ進入する「うねる列車」をとらえることができます。
上市川橋りょうを渡る轟音の後、奥のカーブからDE10が飛び出してきました。
ホキの車輪がレールに擦れる「キーン」という音を発しながら、スピードに乗った工8690レ。
DE10が首を振り、その後ろに空のホキが6両続いていることがよく分かる写真となりました。

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踏切を塞ぐ入換作業
Canon EOS-1Ds Mark III / EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
2011年6月30日(木) JR播但線寺前駅にて(遮断機外より)
周辺トイレ:寺前駅

川尻地区から撤収して寺前駅へ。
入換作業を撮影しました。
入換要員さんが写っている写真はmixi友達制限で公開するとして、ここでは一枚だけ。
1番線~新野方本線~5番線と転線した列車は、編成の姫路方先端を踏切のすぐ横にして留置するため、新野方本線からホキ編成を5番線に押し込み、機関車を切り離して、機関車だけが新野方本線に出るまでの数分間、寺前駅南の踏切は閉じられたままとなります。
写真は、5番線に押し込んだホキ編成と機関車が切り離されたときの様子。
踏切のこちら側も向こう側も、結構車が並んでいました。
車の運転手にすれば“イライラ”の種かもしれませんが、列車の入れ替え作業、特に機関車によるそれは、見ていて面白いものです。
連結器の遊びがちじんで「ドン!」という音が出るのは貨車ならでは。
暑かったけど、鉄道ファンとしての血が騒ぐ半日でした。

以上、「ディーゼル機関車!播但線!!」はこれにて。

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「四季を駆ける播但線 -第5回藤原賢吾『播但線』写真展-」

開催場所:神河町観光協会「カーミンの観光案内所」多目的ホール (JR播但線寺前駅横)
開催日時:7月17日(日)~8月7日(日) (但し水曜日は休館)
開催時間:午前9時~午後5時 (但し最終日は午後2時まで)
入場・観覧 無料

お誘い合わせの上、お越し下さいませ。

by 95219522 | 2011-06-30 18:14 | 播但線 | Trackback | Comments(2)
Commented by 常盤兼成 at 2011-07-05 00:49 x
どうも。
鐵男改め、常盤兼成です!

久しぶりにDE10が来てたんですね。
私はかつて、学校帰りに新野で工臨を目撃したことがあります。
友達や母に「あれなに!?」と尋ねられたのが懐かしいですw
はぁ、時間が欲しい・・・
撮りたかったのになぁ。。

あと3両はまかぜは、やっぱり違和感がありますね(笑)
Commented by 95219522 at 2011-07-05 17:08
>常盤兼成さん
こんにちは。
また渋いハンドルネームとなりましたね、「時は金なり」ですか!?
工臨、以前はDD51牽引で車掌車も付いてました。
日中に散布作業を行うなど、播但線はのんびりとしたものでした。

3両のはまかぜ、見なれない分違和感はありますが、すぐに慣れると思いますよ。
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