管理人:ケン坊です。
1月1日は家でのんびりしながら、氏神さまへ初詣に出かけるなどしておりました。 なので2021年の撮り初めは2日となりました。 「うみやまむすび」が播但線定期運用最終日、これをメインに撮影に出かけました。 220D 2021年1月2日(土) JR播但線生野駅にて 周辺トイレ:生野駅 「うみやまむすび」は上り始発220Dの和田山方に連結されています。 雪がどのくらい残っているかわかりませんが、220Dの後ろ姿を記録すべく、生野駅を目指しました。 渕から川尻・真弓へと続く道路、轍が凍り付いているので軽四で通るとタイヤを弾かれ、ガリガリガタガタ…、ひどいものでした(笑)。 生野駅に到着したのが午前5時20分頃、珍しくホームの照明は消灯していました。 しばらくすると点灯したのでホームへ。 ホームは31日に保線の方々が、「はまかぜ」の乗降が可能な分だけ除雪されていましたが、線路はそのまま。 レールはだいぶ姿を現しましたが枕木は全く見えません。 根雪の構内、25‰を征した220Dが入線しました。 後ろ姿と根雪の生野駅を。 上:223D 下:222D 2021年1月2日(土) JR播但線長谷⇔生野間にて 周辺トイレ:なし 生野へ向かく途中、真っ暗闇でしたが、わずかな月明かりを受けて渕の田んぼが明るく見えました。 雪が残っているのだろうと思い、生野駅での撮影後に向かいました。 だんだん明るくなって、何とか辺りを見渡せるようになると、里にたくさんの雪が残っているのがわかりました。 空が明るくなり、赤味を帯びてきた頃、エンジン音が近づき、「うみやまむすび」が先頭の223Dが築堤を登って来ました。 撮影後、立ち位置を変えて栃原川橋りょうを向いて220Dを。 こちらも積もったそのままで根雪になっていました。 225D 2021年1月2日(土) JR播但線寺前~長谷間にて 周辺トイレ:大河区公民館公衆トイレ 大河区も一面根雪に覆われていました。 空は明るくなりましたが里には陽が届かず、まだまだ暗い。 日本家屋の民家の屋根にも雪が残り、いかにも冬の里の風情。 そんな中、首都圏色のキハ40の単行がゆっくりと走ります。 224D 2021年1月2日(土) JR播但線長谷~寺前間にて 周辺トイレ:なし 雪のある時に撮影したかった峠北俯瞰。 31日は雪が降り続いて視界が効かないので断念したので、雪が残っているうちにと思い、やって来ました。 峠区に到着した途端にキハ189系6両編成が下りました。 この日から運転の9088D「はまかぜ88号」の回送でした。 いままでは31日の9089D「はまかぜ89号」運転後、豊岡か鳥取に留置後、9088Dに入っていたので、この日も回送はないもののと思っていたのでガッカリでした。 峠北俯瞰へは急坂を登らなくてはなりません。 滑って転倒するのが目に見えていますから、コンクリートの上は歩かず、両脇に残った雪を踏みながらやっとの思いで登りました。 見える景色、雪は少なくなっていましたが、私的にはこの方が寒い感じがします。 黒々とした山を主役に、二灯の前照灯を灯した気動車を。 上:2D 下:227D 2021年1月2日(土) JR播但線長谷⇔寺前間にて 周辺トイレ:大河区公園公衆トイレ 強い朝陽が射し、用田区の山まで綺麗に照らしました。 青空の下、前面貫通扉に雪を着けた2D「はまかぜ2号」が降りてきました。 日本海側では雪が降っているのでしょう。 軽快に寺前へ降りて行くと、今度は峠を目指して227Dが登ってきました。 屋根にたくさんの雪を乗せたキハ41、ここ数日の寒さを物語っています。 226D 2021年1月2日(土) JR播但線生野~長谷間にて 周辺トイレ:なし 「うみやまむすび」を連結した編成が226Dとなって降りて来ます。 編成がわかるように、第二市川橋りょうを渡るシーンを狙いました。 やはり、山の木々に積もっていた雪はほとんど落ちてしまいましたが、里にはまだまだたくさんの雪が残っています。 カメラをセットし終えた頃、原野方面から列車の音が聞こえ、226Dが橋りょうへ。 長いタイフォンを鳴らして長谷駅へと進みました。 229D 2021年1月2日(土) JR播但線寺前~長谷間にて 周辺トイレ:大河区公園公衆トイレ 大河カーブに戻って来ました。 雪が溶けて土が顔を出した部分を覗いてみると、霜柱ができていました。 それだけ冷え込んでいた証拠です。 陽が入って多少温かくなったものの溶けることを知らない霜柱。 キハ41を切り離して身軽になった「うみやまむすび」と絡めて。 1228D 2021年1月2日(日) JR播但線長谷~寺前間にて 周辺トイレ:なし 為信区のお地蔵さまのお堂下へ。 大河同様、ここも根雪になっていました。 向こうに見える為信の集落、東向きで長く陽が当たるはずの屋根に、たくさんの雪が残っています。 やはりそれだけ冷え込みが激しいのでしょう。 上空の雲が太陽を隠していましたが、雲が取れ陽が射したタイミングで1228Dが通過しました。 vol.2へ続く。
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by 95219522
| 2021-01-03 15:52
| 播但線
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vol.1の続きです。
231D 2020年12月31日(木) JR播但線長谷~生野間にて 周辺トイレ:なし 生野駅へトイレを借りにいったついでに列車の運行状況を確認すると、2D「はまかぜ2号」が青倉辺りまで来ているとの表示。 今日は運用3日目の「うみやまむすび」が、231Dから増結対応に入るだろうし、時間的に2Dと長谷駅で交換することになるだろうから、2D狙いで上り列車撮影ポイントに陣取れば231Dが狙えない。 231Dを狙えば2Dが撮れない…、どうしたものかと考えた末、2Dを諦めることにしました。 生野駅から南下、上市川橋りょうまで来ると誰もいません。 誰にも気兼ねなく好きな立ち位置で撮影できるので、ここで231Dを狙うことにしました。 到着直後、豪快なエンジン音が聞こえ、2Dが猛スピードで駆け抜けました。 約2時間30分遅れでの通過でした。 その後、雪は小康状態になり、橋りょうの背景の山がはっきり見えてきました。 ここも杉が多く、モノトーンというよりモノクロに近い世界が広がる中、予想通り「うみやまむすび」を増結した231Dが橋りょうを渡ります。 1D 2020年12月31日(木) JR播但線長谷~生野間にて 周辺トイレ:浄化センター前公衆トイレ 下市川橋りょうへ移動しました。 降雪で、奥の山が全く見えていませんでしたが、時間が経つにつれてはっきり見えてきました。 少し明るくなってきた頃、またしても豪快なエンジン音が聞こえてきました。 6両に増結されたキハ189系の爆音エンジンのサウンドが、雪山に木霊していました。 橋りょうに躍り出た栄光の1D「はまかぜ1号」、韋駄天ぶりを遺憾なく発揮して駆け上がって行きました。 上:230D 下:1233D 2020年12月31日(木) JR播但線生野⇔長谷間にて 周辺トイレ:浄化センター前公衆トイレ 頭上の雪を被った枝、奥に見える山、川の石、雪雲に覆われた空…、すべてが寒さを伝える要素になっています。 そんな風景を行くたった一両の気動車が、寂しさ、哀愁を醸し出しているかのよう。 230Dは寺前到着後、1233Dとしてすぐに折り返してきます。 今度は橋りょうに近づき、気動車を強調して。 聳え立つ山が雪で霞んで見えるのも、寒さを伝えてくれています。 上:232D 下:235D 2020年12月31日(木) JR播但線長谷駅にて 周辺トイレ:長谷駅 長谷駅ホーム端から寺前へ向かう後ろ姿、そして短時間で寺前から折り返してくる姿を狙いました。 この日は帰省臨9089D「はまかぜ89号」の運転があり、長谷駅で232Dと交換するので、9089Dの入線シーンも撮影しました。 232D、生野駅を7分遅れで発車した旨アナウンスがありました。 「はまかぜ」がキハ189系に変わってから、9089Dは長谷駅通過に変わっていると思うのですが、この日は232Dの遅れを受けて運転停車(毎回停車しているのかな?)。 新型コロナの影響で帰省を控えた方が多いのか、6両編成の車内はガラガラでした。 やがて、臨時とは言え特急を待たせて232Dが長谷駅に到着。 9089D発車から少し間をおいて232Dも発車しました。 私はその後もホームに留まり、235Dを待ちました。 青空になり、一気に気温が緩んできました。 あちこちで「ドサ~っ」と雪が落ちる音がします。 急に強い風が吹き、目の前がホワイトアウトに。 235D到着時刻が迫っていたので焦りましたが、入線時には収まってくれました。 235D 2020年12月31日(木) JR播但線長谷駅にて 周辺トイレ:長谷駅 2020年最後のショットは、長谷駅に到着した235Dの後ろ姿でした。 保線の方が雪かきをしたホームに到着したキハ41が、雪を着けた顔に陽を受け、その朱色が目に鮮やかで眩しいくらいでした。 帰省と思われる数人が降車、雪の峠道へと進んでいきました。 これにて2020年の撮影・記録は終了。
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by 95219522
| 2021-01-01 15:59
| 播但線
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皆さま、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお付き合いくださいますよう、お願い申し上げます。 拙ブログも13年目に突入いたしました。 昨年は更新が滞ってしまいましたが、今年は撮影後なるべく早く更新していきたいと考えております。 また、今年からブログタイトルを「播但線だより」に変更させていただきました。 落ち着いた雰囲気で、撮影の記録をお伝えできればと思い、ブログタイトルもより落ち着いたものにしようと考えてのことです。 お伝えする形式には変更はありませんので、いままで通りにご覧いただければ幸いです。 さて、2020年最後の日は大寒波が到来し、播但線沿線も姫路市内まで雪景色となりました。 車輪フラットのまま播但線運用に入っていたキハ40-2007「うみやまむすび」ですが、12月中旬に車輪削正が行われ、28日夜に豊岡で回830Dの準備をしていました。 31日は播但線定期運用3日目、「うみやまむすび」が播但線にいるタイミングでの積雪とあって、同車の活躍を中心に撮影することにしました。 左:1221D 右:220D 2020年12月31日(木) JR播但線長谷駅にて 周辺トイレ:長谷駅 鶴居辺りから路面に積雪があり、車の通った後が轍になっていました。 ハンドルを取られるので注意しながら北上、寺前からは北行き車線のみ除雪されていました。 かえってこの方が滑りやすかったりするのですが、速度を抑えて北上を続けます。 大河区では道路脇の竹が雪の重みで道路側へしな垂れていました。 峠区までやってくると、ここまで除雪してくださったホイールローダーが雪を道路脇へ除けているところでした。 ここから先は除雪されていませんが、その方が滑りにくいので走りやすい。 ただ、ブレーキが利きづらくなるので、止まる際はポンピング。 長谷駅に到着したのが午前5時20分でした。 辺りは本当の静寂、ホームの照明はまだ点いておらず、しんしんと降る雪に心細くなってしまいました。 5時40分頃になってようやくホームの照明が点灯したのでホームへ。 ホーム上の積雪は20cmくらいでしょうか、前回の積雪よりは少ないようでした。 目当ての「うみやまむすび」は上り始発220Dの先頭を務めます。 和田山停泊での始発ですから着雪が期待できます。 カメラをセットしたころに、220Dの生野駅発車のアナウンスが流れました。 しばし後、列車到着のアナウンスが流れ、220Dが到着。 駅の照明に浮かび上がる「うみやまむすび」、貫通扉と助士席側前面に着雪があり、スカート・連結器周りなどは自らラッセルしながら走って来たことを物語る様相でした。 鳥取からやって来る2D「はまかぜ2号」でも、ここまでの表情は見たことがありません。 和田山の積雪が記録的であったことは、後からラジオで知りました。 ほぼ定刻で到着した220D、その横を下り始発1221Dが通過していきます。 上:223D 下:222D 2020年12月31日(木) JR播但線長谷⇔生野間にて 周辺トイレ:浄化センター前公衆トイレ 豊岡から回830Dで和田山へ送られて播但線運用に入る気動車、こちらも相当の着雪が期待できます。 「うみやまむすび」の折り返し223Dとともに記録できるところを思い、伯耆トンネルの長谷方に陣取りました。 長谷駅からの移動時、渕~川尻間の道路で、雪の重みで道路に落下した大きな枝を3回ほど取り除く羽目になり、移動に結構な時間を要しました。 カメラの設定もできないまま、「うみやまむすび」の折り返し223Dが通過。 暗い中、雪を巻き上げながら伯耆トンネルへと姿を消しました。 これと生野駅で交換するのが、回830Dから流れる気動車の222D。 カメラの設定を終えた頃には雪が本降りに。 気動車がトンネルに入った轟音が聞こえ、トンネル側面が前照灯でオレンジ色に輝きます。 トンネルから飛び出した222Dはキハ41、前面とスカート・連結器周りにかなりの雪を付けていました。 雪が降っている上、ハイビームだったので、見辛い写真になってしまいましたが、迫力は出たかな。 225D 2020年12月31日(木) JR播但線寺前~長谷間にて 周辺トイレ:なし 為信区へ移動しました。 お地蔵様のお堂から坂を上ったところに陣取り、お堂下の田んぼを見下ろすようにカメラをセットしました。 田んぼ、畦道、線路…、境界が全く分からない状態でした。 風があり、雪が横殴りに吹き付けるので凍えそうになりました。 雪が音を吸収するので、列車が近くに来ていても気付かず、急にタイフォンが鳴ったので慌てて撮影した感じでした。 屋根上、クーラーが埋まるほどの雪を積んでいます。 1か所だけ、上段下降の窓が開いていました。 224D 2020年12月31日(木) JR播但線長谷~寺前間にて 周辺トイレ:大河区公民館公衆トイレ 前夜の5D「はまかぜ5号」が豊岡止まりに変更されたので、この日の2D「はまかぜ2号」は豊岡始発。 北部の降雪を突いてやって来るなら着雪が期待できます。 里の雪景色とともに記録しようと考え、大河区の県道法面に陣取りました。 竹からの落雪の直撃を受けながら待つこと数分、先行の224Dが降りてきました。 下り始発として和田山へ向かった編成、その際に巻き上げたものと、折り返してここまで来る間に着いた雪とで、愛嬌あるキハ41の埴輪顔が何だかとても頼もしく見えます。 本降りの雪を突いて寺前へ。 この後、2Dを待ちますがやって来ず、224Dの折り返しである227Dが定刻で登ってきました。 列車位置情報を確認すると、福知山~豊岡間の不通に伴い、八鹿駅で足止めを喰らっているようでした。 「うみやまむすび」が和田山から戻ってくるので、2Dは諦めて次のポイントへ。 226D 2020年12月31日(木) JR播但線長谷~寺前間にて 周辺トイレ:なし 大河区の一番奥にやって来ました。 ここからの風景は上空の送電線を入れなければ、一切余分なものが写り込みません。 線路の両側に聳え立つ杉の木々が雪を被り、モノトーンの世界が広がります。 雪の降り方が激しくなる中、10分ほど遅れて226Dが降りてきました。 朝一番ほどではありませんが、着雪のある「うみやまむすび」を記録することができました。 1228D 2020年12月31日(木) JR播但線生野~長谷間にて 周辺トイレ:なし 上市川橋りょうで撮影しようと北上してきましたが、撮影者が集中していました。 中には、道路際に車を止め、こちらが通過しているにも関わらず、開けたドアを閉めようともしない厚かましい輩もいる(積雪で道路が狭くなっているのに、そんなことお構いなし)ので、同じ場所にいるのがけったくそ悪いので第四市川橋りょうへ向かいました。 市川の中州、川岸の木々が雪を被り、寒さを醸し出していました。 播但連絡道路の橋脚を入れないように構図を取り、229Dを待っていました。 雪の降りが激しくなり、下を向いているといきなり橋りょう上に躍り出てきたので、タイミングを逃してしまいました。 生野駅で交換の1228D、少し遅れているようですが、これを待って撮影しました。 この角度からだと、屋根に積もったの雪の量がよくわかります。 vol.2に続く。
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by 95219522
| 2021-01-01 15:13
| 播但線
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